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太陽光パネルの見えない敵、「マイクロクラック」とは?原因と対策を徹底解説
太陽光発電を運用していると、「マイクロクラック」という言葉を耳にすることがあります。一見、パネルは問題なく見えても、実は内部に潜む小さなヒビがトラブルの原因になることも。今回は、マイクロクラックが何なのか、なぜ起きるのか、そしてどう対処すればいいのかを分かりやすくお伝えします。 マイクロクラックって何? マイクロクラックは、太陽光パネルのセル(発電素子)にできる、目に見えないほどの小さなヒビのこと。パネルの表面は頑丈な強化ガラスで覆われているので、外から見ても気づきにくいのが特徴です。でも、この小さなヒビが後々、発電量の低下や故障を引き起こす可能性があるんです。例えば、ヒビが広がって電流の流れが悪くなったり、最悪の場合はパネルが完全に発電しなくなることも。 なぜマイクロクラックが起きるの? マイクロクラックが発生する原因は、実はいろんな場面に潜んでいます。 - 輸送や設置時の衝撃 パネルを運ぶときや設置するときに、ちょっとした扱い方のミスでヒビが入ることがあります。たとえば、重いものを載せたり、乱暴に置いたりすると、その衝撃がセルに伝わってし
2025年2月26日読了時間: 3分


太陽光発電の隠れた敵、「ホットスポット」とは?原因から対策まで解説
太陽光発電を導入している方なら、「ホットスポット」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。でも、それが何で、どんな影響があるのか、意外と知られていないんです。実は、落ち葉1枚がきっかけでパネルが焦げたり、火事につながるリスクもあるこの現象。今回は、ホットスポットの原因と対策を分かりやすくお伝えします。 ホットスポットって何? 太陽光パネルの一部が異常に熱を持つ現象、それがホットスポットです。たとえば、パネルに落ち葉や鳥のフン、雑草の影が落ちると、その部分だけ発電できなくなります。パネルは通常、直列でつながっているので、他の部分は発電を続ける一方、影になった部分で電流が滞り、抵抗となって熱が発生するんです。この熱、場合によっては100℃を超えることもあるんですよ。 ホットスポットのリスク 「ちょっと熱くなるだけなら大丈夫でしょ?」と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。まず、発電量が落ちるのが一つ。1枚のパネルにホットスポットができるだけで、全体の効率が下がってしまうんです。さらに怖いのは、熱が原因でパネルが焦げたり、最悪の場合
2025年2月24日読了時間: 3分


太陽光パネルのスネイルトレイルとは?原因・影響・対策を徹底解説
1. スネイルトレイルとは? スネイルトレイル(Snail Trail)とは、太陽光パネルの表面に発生する細い黒い線状の痕跡のことを指します。この現象は、カタツムリ(スネイル)が這った跡のように見えるため、この名前がつけられました。スネイルトレイルは、美観を損なうだけでなく、太陽光パネルの発電効率にも悪影響を及ぼすことがあるため、注意が必要です。 スネイルトレイルの発生メカニズムは比較的複雑ですが、主に以下のような要因によって引き起こされます。 2. スネイルトレイルの主な原因 (1) 微細クラック(Microcracks)の発生 太陽光パネルのセルは非常に薄いシリコンウェーハで作られており、強い圧力や外部ストレスが加わると、微細なクラック(亀裂)が発生します。クラックが発生すると、電気の流れが阻害され、パネルの発電能力が低下する可能性があります。 原因となる主な要因 製造工程でのストレス 施工時の不適切な取り扱い(落下、過度な締め付けなど) 風圧や雪の重み、温度変化による応力 (2) EVA封止材の劣化と変色 太陽光パネルには、セルを保護するた
2025年2月22日読了時間: 4分


太陽光発電のPID現象とは?原因・影響・対策を徹底解説!
太陽光発電システムを導入してしばらく経つと、発電量が予想以上に低下している… そんなトラブルの原因の一つとして考えられるのが「PID(電位誘導劣化)」です。 PIDは、モジュールが高電圧にさらされることで発生する劣化現象で、 発電量が大幅に減少する原因 になります。本記事では、PIDの仕組み・原因・影響・対策について詳しく解説します! 1. PID(電位誘導劣化)とは? PID(Potential Induced Degradation:電位誘導劣化)とは、 太陽光発電モジュールが高電圧の影響を受けることで、性能が低下する現象 です。 通常、太陽光発電システムでは、モジュールを直列に接続することで数百ボルト〜1,500Vの高電圧が発生します。このとき、 モジュール内部の電位差により電子が移動し、セルの特性が劣化 することがあります。これがPIDです。 PIDが発生するとどうなる? PIDが発生すると、以下のような影響が出ます。 • 発電量が低下する(最大50%以上の低下も) • 開放電圧(Voc)が低下する • I-Vカーブ(電流-電
2025年2月20日読了時間: 4分


太陽光発電のクラスタ故障と開放電圧・インピーダンスの関係
1. クラスタ故障とは? 太陽光発電システムでは、太陽電池モジュールが直列・並列に接続されており、特定のセルやモジュールに異常が発生すると、発電効率が低下することがあります。特に、 クラスタ故障 とは、モジュール内部で複数のセルが接続されたクラスタ(小さな単位)が正常に機能しなくなる現象を指します。 クラスタ故障の主な原因 • セルのホットスポット • バイパスダイオードの破損 • 断線や接続不良 • PID(Potential Induced Degradation:電位誘導劣化) クラスタ故障が発生すると、そのモジュール全体の出力が低下し、システム全体の発電量が減少します。 詳しくは他ブログの『太陽光発電の発電量低下を引き起こす「クラスタ故障パネル」とは?』をご参照ください。 2. 開放電圧(Voc)とクラスタ故障の関係 開放電圧(Voc, Open Circuit Voltage) は、太陽光モジュールの端子間に負荷を接続しない状態で測定される電圧です。 クラスタ故障が発生すると、以下のような変化が起こる可能性があります。 ✅ バイ
2025年2月18日読了時間: 2分


太陽光発電の発電量低下を引き起こす「クラスタ故障パネル」とは?
太陽光発電システムの長期的な運用において、発電量の低下は避けられない課題の一つです。 その要因の一つに「クラスタ故障」があり、適切な診断と対策が求められます。 この記事では、クラスタ故障のメカニズム、影響、検出方法、対策について解説します。 1. クラスタ故障とは? (1) クラスタの構造と役割 太陽光パネルは「セル(太陽電池)」と呼ばれる発電単位が直列・並列に接続された構造を持っています。 一般的な60セル(または72セル)構成のパネルでは、セルが20セルずつ3つのクラスタに分かれ、それぞれが独立して発電を行います。 各クラスタにはバイパスダイオードが並列に接続されており、異常が発生した際に電流のバイパス経路として機能します。 しかし、クラスタが完全に故障すると、その部分が電流の経路として機能しなくなり、パネル全体の発電量に悪影響を及ぼします。 2. クラスタ故障の主な原因 (1) マイクロクラック(微細亀裂) • セル表面のシリコン層に微細なクラックが発生すると、その部分の電流経路が遮断され、クラスタの出力低下を招く。 • クラックの発生
2025年2月16日読了時間: 5分
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